ぬくぬく日記

ぬくぬく生きていきたい。双極性障害Ⅱ型、不安障害があります。障害者雇用で働いています。

内視鏡の日(日記117)

今日はお休みの日。

胃カメラをやってきた。

 

 

しくしく毎月痛む胃を抱えて、早1年。

どうしてこうなったのか自分でもよくわからず、「食べ過ぎなんだろうなあ」と思いながら、処方してもらった胃薬や市販の胃薬とおともだちの日々だった。

 

 

ついに、主治医から、「胃カメラやってみる?」と言われたのが、このあいだの水曜日。

 

 

「ぜひ!」と前のめりになりながらお返事をして、迎えた今日。

11時からの検査だったのに、朝からそわそわして、9時には支度が終わっていた。

 

 

不安だよう、と、同居人氏2に泣きつくも、

 

 

「みんなやっていることだから、大丈夫でしょ」

 

 

とのこと。

 

 

じゃあ代わりに行ってきて!

 

 

と無理を言うと、

 

 

「無理だよう」

 

 

と、情けない声を出していた。

 

 

同居人氏1は、昨日お迎えしたフトアゴヒゲトカゲのベビーちゃんにかかりきり。

ペットショップでぐったりしていたのを、放っておけず、連れて帰ってきた。

ぐったりしていたはずのベビーちゃん、なんだか、元気そう?

同居人氏1のかいがいしいお世話によって、少しずつ元気を取り戻しているのかも。

 

 

同居人氏たちに見送られながら、クリニックへ出発。

どきどきしながら、受付を済ませた。

 

 

あっという間に名前が呼ばれて、検査室に通された。

担当してくださったのは、ベテランという感じの、やさしい看護師さん。

このクリニックで嫌な看護師さんにも、お医者さんにも、会ったことがない。

 

 

 

「とにかく力を抜いてね。首の力、肩の力を抜くのがコツですよ」

 

 

と、いろいろなことを事細かく、順番にわかりやすく、説明してくださる。

 

 

言われるがまま、鼻にシュッと麻酔薬?をして、喉の麻酔薬を飲んで、さらに鼻にゼリー状の麻酔薬をじょぼじょぼ入れられて、最後に内視鏡と同じサイズの管を通された。

 

 

 

「上手上手!」

 

 

とほめられて、何をほめられているのかわからなかったけど、

へへへ・・・と鼻から管を出しながら、うすら笑った。

 

 

 

そうこうしているうちに、先生がやってきて、最後にのどの麻酔をもう5回くらいシュシュシュとされて、いよいよカメラが鼻からからだの中に入ってきた。

 

 

最初、ちょっと痛い?というか違和感?があったし、喉を通るときはちょっと痛かったけれど、麻酔のおかげと、たぶん先生がとってもお上手で、おえっとえづくこともなく、5分ほどであっさり胃カメラは終わった。

 

 

胃カメラをしゅるしゅると操る先生の手さばきは、とても鮮やかだった。

 

 

胃カメラを終えて、診察室に呼ばれると、そこには撮りたてほやほやの、わたしの胃の画像があった。

第一印象は、

 

 

わあ、こんなにピンクなんだ・・・・

 

 

ということ。

 

 

先生いわく、

 

 

「胃も十二指腸ものどもとてもきれいです。胃が荒れているということはないですね。胃が荒れていないのに、胃が痛むということは、これはストレスによるものでしょうねえ」

 

 

とのことだった。

 

 

 

なんとまあ・・・

 

 

と、声が出た。

 

 

念のため、ピロリ菌がいないかどうかの採血もして、胃カメラは終了した。

しめて、お会計約1万円。

採血も胃カメラもして1万円以内におさまったから、健診よりも安く済んでよかったな、と思った。

 

 

それにしても、「ストレス」が痛みの原因だなんて、どうしたことでしょう、と思う。

障害者雇用で働き始めて3ヶ月。

就労移行支援に通っていたのは約1年。

そのあいだに、しくしく胃が痛むようになったから、なんか、からだは感じ取っているのかな。

 

 

あたまが痛かったり、耳が詰まったり、胃が痛かったり、わたしのからだは大変だ。

たぶん今、あたらしい環境に適応できるように、一生懸命になっているのだと思う。

 

 

がんばれ。

もうすこしで、もっと慣れてくるはずだ。

あせらず、こつこつ、やってゆけばいいよ。

1年前もそうしてきたんだから、明日からの毎日も、そうすればいい。

今は、それが許される環境にいるのだから、休んでも、早退しても遅刻しても、いい。

「辞めないこと」。

「つづけること」。

そのためには、1日1日を乗り越えられれば、OKだ。

 

 

明日のために、お弁当をつくった。

それだけでもう、今日の自分はOK。

じぶんのからだを労わりながら、少しずつ進もう。