今日はお休みの日。
胃カメラをやってきた。
しくしく毎月痛む胃を抱えて、早1年。
どうしてこうなったのか自分でもよくわからず、「食べ過ぎなんだろうなあ」と思いながら、処方してもらった胃薬や市販の胃薬とおともだちの日々だった。
ついに、主治医から、「胃カメラやってみる?」と言われたのが、このあいだの水曜日。
「ぜひ!」と前のめりになりながらお返事をして、迎えた今日。
11時からの検査だったのに、朝からそわそわして、9時には支度が終わっていた。
不安だよう、と、同居人氏2に泣きつくも、
「みんなやっていることだから、大丈夫でしょ」
とのこと。
じゃあ代わりに行ってきて!
と無理を言うと、
「無理だよう」
と、情けない声を出していた。
同居人氏1は、昨日お迎えしたフトアゴヒゲトカゲのベビーちゃんにかかりきり。
ペットショップでぐったりしていたのを、放っておけず、連れて帰ってきた。
ぐったりしていたはずのベビーちゃん、なんだか、元気そう?
同居人氏1のかいがいしいお世話によって、少しずつ元気を取り戻しているのかも。
同居人氏たちに見送られながら、クリニックへ出発。
どきどきしながら、受付を済ませた。
あっという間に名前が呼ばれて、検査室に通された。
担当してくださったのは、ベテランという感じの、やさしい看護師さん。
このクリニックで嫌な看護師さんにも、お医者さんにも、会ったことがない。
「とにかく力を抜いてね。首の力、肩の力を抜くのがコツですよ」
と、いろいろなことを事細かく、順番にわかりやすく、説明してくださる。
言われるがまま、鼻にシュッと麻酔薬?をして、喉の麻酔薬を飲んで、さらに鼻にゼリー状の麻酔薬をじょぼじょぼ入れられて、最後に内視鏡と同じサイズの管を通された。
「上手上手!」
とほめられて、何をほめられているのかわからなかったけど、
へへへ・・・と鼻から管を出しながら、うすら笑った。
そうこうしているうちに、先生がやってきて、最後にのどの麻酔をもう5回くらいシュシュシュとされて、いよいよカメラが鼻からからだの中に入ってきた。
最初、ちょっと痛い?というか違和感?があったし、喉を通るときはちょっと痛かったけれど、麻酔のおかげと、たぶん先生がとってもお上手で、おえっとえづくこともなく、5分ほどであっさり胃カメラは終わった。
胃カメラをしゅるしゅると操る先生の手さばきは、とても鮮やかだった。
胃カメラを終えて、診察室に呼ばれると、そこには撮りたてほやほやの、わたしの胃の画像があった。
第一印象は、
わあ、こんなにピンクなんだ・・・・
ということ。
先生いわく、
「胃も十二指腸ものどもとてもきれいです。胃が荒れているということはないですね。胃が荒れていないのに、胃が痛むということは、これはストレスによるものでしょうねえ」
とのことだった。
なんとまあ・・・
と、声が出た。
念のため、ピロリ菌がいないかどうかの採血もして、胃カメラは終了した。
しめて、お会計約1万円。
採血も胃カメラもして1万円以内におさまったから、健診よりも安く済んでよかったな、と思った。
それにしても、「ストレス」が痛みの原因だなんて、どうしたことでしょう、と思う。
障害者雇用で働き始めて3ヶ月。
就労移行支援に通っていたのは約1年。
そのあいだに、しくしく胃が痛むようになったから、なんか、からだは感じ取っているのかな。
あたまが痛かったり、耳が詰まったり、胃が痛かったり、わたしのからだは大変だ。
たぶん今、あたらしい環境に適応できるように、一生懸命になっているのだと思う。
がんばれ。
もうすこしで、もっと慣れてくるはずだ。
あせらず、こつこつ、やってゆけばいいよ。
1年前もそうしてきたんだから、明日からの毎日も、そうすればいい。
今は、それが許される環境にいるのだから、休んでも、早退しても遅刻しても、いい。
「辞めないこと」。
「つづけること」。
そのためには、1日1日を乗り越えられれば、OKだ。
明日のために、お弁当をつくった。
それだけでもう、今日の自分はOK。
じぶんのからだを労わりながら、少しずつ進もう。