ぬくぬく日記

ぬくぬく生きていきたい。双極性障害Ⅱ型、不安障害があります。障害者雇用で働いています。

復職日記35

もう夕飯を食べ終えて、お薬のんで、お布団の中にいる。
お風呂は昨日倒したから、今日はパス。
ほんとうは毎日入ったほうがいいのはわかっているけれど。寒いから、汗もかかなかったので、ヨシ!(きたない)


※※※


ひそかに嬉しく思っていることがある。
今日はそのことを書いてみよう。


わたしの嬉しいことは、友達が、妊娠報告や出産報告をしてくれることだ。
コロナになる前は、生まれた子に、会わせてくれたりもした。


わたしの友達は、数少ない。
わたしはどんどん縁を切ってきてしまったから、ほんとうに数えるほどしか、友達がいない。


その子たちが最近、出産ラッシュだ。


生まれたよ、と、写真付きで教えてくれる。
わたしは、それがとても嬉しい。
ほんとうに心の底から、嬉しいのだ。


女性は、ライフスタイルによって、話題が合わなくなってしまって、いつのまにか疎遠になってしまうことがある、と聞いていた。


わたしは、結婚もしていないし、正社員でもない、もちろん子どももいないし、産める予定もない、ないないづくしのわたしだから、世の中の「一般的」と言われて括られるようなライフスタイル、ライフステージの、どれにも当てはまっていない。


だからなのか、少数精鋭の友達たちは、わたしに心置きなく生まれた喜びを分けてくれる。
繰り返すけれど、わたしは、それが本当に嬉しい。気兼ねなく、生まれたよ、と伝えられる人間であると、相手に思ってもらえることが、嬉しい。


10代の頃から知っていたあの子が、お母さんになったんだ。
そんなことって、ほんとうは、当たり前のことじゃない。
そしてそれを教えてもらえることも、当たり前のことじゃない。


わたしは、彼女たちがわたしを信頼して、一緒に喜んでくれると思って、生まれたよ、と伝えてくれるのが、嬉しい。



この世に生まれてきた子は、どんな子でも、すべからく喜びに包まれてほしい。
わたしは、本気でそう思っている。


だから彼女たちが産んだどの子も、すべからくみんな愛おしいし、この世に生まれてきてくれて、わたしと出会ってくれて、心の底から、嬉しい。


何か困ったことがあれば、力になりたいし、何にも困ってなければ、かわいいね、かわいいね、と、全力で伝えたい。
あなたの存在は、祝福されるものなんだよ、あなたの命は、尊厳は、これからずーっと、一生、尊ばれるべきものなんだよ、と、生まれてきてくれた子に対して、遠くから、思っている。願っている。


それは、もしかしたら、大人のひとに対してもそうかもしれない。


こどもを産もうが産むまいが、あなたの尊厳は、なにも踏みにじられることはない。あなたはあなたで、絶対に、尊ばれるべき命なんだと、わたしは、思う。
それと同時に、生まれてきた子に最大の祝福を送るのは、矛盾しないはずだと、思っている。


どんな大人もみんな、最初は、こどもだった。


だからわたしは、こどもを見ると、胸がぎゅっとして、どうかどうかこの子たちが、この子たちらしく、一生を全うできますようにと、祈らずにはいられない。


どんな人生も、本当は、尊ばれるべきものだと、思う。でも現実は、そううまくいかない。だからこそ、生まれてきてくれた最初の瞬間は、祝福で満たしたい。あなたが忘れても、わたしが覚えておきたい。あなたの人生のはじまりは、こんなに祝福で満たされていたんだよと、遠くから、思っていたい。



そんな気持ちを込めて、友達とその子どもたちに、プレゼントを送った。
そうしたらなんと、その友達も、わたしにプレゼントをくれようと計画していたとのこと。
思わぬかたちで「プレゼント交換」になってしまって、にやけた。


全員、こどもも、おとなも、全員、全員が、人として、尊ばれる世の中になりますように。
バカみたいなこと言ってるけれど、わたしは、本当に、心の底から、祈ってる。
名前も知らないかみさまに、祈ってる。